忙しい毎日に、手間なく「美味しい」を。
料理の手間を減らしつつ、味にも妥協したくない——そんな方にぴったりなのが電気圧力鍋。 材料を入れてスイッチを押すだけで、煮込み料理やごはん、スープまでも短時間&ほったらかしで完成します。
とはいえ、最近は種類も多く、どれを選べば良いか迷ってしまうのが正直なところ。 この記事では、電気圧力鍋を選ぶうえで押さえておきたい5つの評価軸をもとに、あなたにぴったりの一台を見つけるポイントを丁寧に解説します。
容量・サイズ感|ライフスタイルに合った“ちょうどいい”を

電気圧力鍋を選ぶうえで、最初にチェックしたいのが「容量」です。 これは一度に作れる料理の量を示しており、あなたの食事スタイルや家族構成と直結する重要な要素です。
容量の目安と選び方
家族構成 | 容量の目安 | 特徴 |
---|---|---|
1人暮らし | 2.0〜2.5L | コンパクトで省スペース設計。収納性も◎ |
2〜3人家族 | 3.0〜4.0L | 日常使いにちょうどよく、作り置きも対応可能 |
4人以上 | 5.0L以上 | 大容量でまとめ調理・大家族向け |
ポイントは「容量表示=実際の調理量」ではない点です。多くの機種では、実際に調理できるのは容量の8割程度。煮物など吹きこぼれやすいメニューでは、さらに少なくなります。
また、キッチンに置くスペースがあるか、収納できるかも確認を。サイズが大きすぎると置き場所に困るケースもあります。
操作の手軽さ・自動メニュー数|“誰でも使える”を叶える設計

電気圧力鍋は「材料を入れてボタンを押すだけ」が最大の魅力。 でも実際のところ、「メニュー選び」「設定項目」「表示のわかりやすさ」で使用感は大きく異なります。
操作性でチェックしたいポイント
- 液晶表示の有無(見やすさ)
- タッチパネル or ボタン操作か
- 自動メニューの数・具体性(例:「豚の角煮」「カレー」など)
- メニューの設定方法(ダイヤル式か、直接選択式か)
自動メニューが豊富なモデルであれば、レシピ本を開かなくても気軽に調理できます。特に初心者や料理が苦手な方は、具体的な料理名で選べる機種を選ぶと、日常使いがスムーズになります。
時短性能(圧力の強さ)|“時短×しっかり味”の両立がカギ

圧力鍋の最大のメリットは、通常よりも高温で短時間調理ができること。ここで重要になるのが「圧力の強さ」です。
圧力(kPa)とは?
- 圧力は「kPa(キロパスカル)」で表示され、数値が高いほど高温調理が可能になります。
- 家庭用の電気圧力鍋は、一般的に40〜70kPaが目安です。
例えば、圧力が高いほど煮込み料理の柔らかさや味の染み込みが良くなります。また、加圧時間が短く済むことで、時短調理にもつながります。
ただし、圧力が強すぎると一部の食材(魚・野菜)が崩れやすくなることも。圧力を数段階で調整できる機種がより扱いやすいでしょう。
お手入れのしやすさ|“洗うのが面倒”を解消する工夫

調理家電で使い続けられるかどうかは、実は「お手入れのしやすさ」にかかっているとも言えます。使ったあとの洗浄が面倒だと、つい使わなくなってしまうものです。
チェックポイント
- 内鍋が取り外し可能で、丸洗いできるか
- 蓋の構造がシンプルで、分解が容易か
- パッキンや内蓋も外して洗えるか
- 食洗機に対応している部品の有無
最近は「分解しやすい蓋」や「フッ素加工の内鍋」など、お手入れに配慮した設計のモデルも増えています。
その他の便利機能|“+α”で広がる使い道

最後にチェックしておきたいのが、基本機能以外の“便利機能”です。これらがあるかどうかで、電気圧力鍋の活躍シーンが大きく広がります。
主な便利機能
- 保温・再加熱モード:作り置きにも便利
- 予約調理タイマー:朝セットして帰宅時にできたて
- 炊飯・蒸し料理対応:他の調理家電の代替にも
- アプリ連携・レシピ提案機能:レパートリーが広がる
これらは「あったら便利」ではなく、使い方によっては必要不可欠になる機能です。
まとめ|自分に合った一台を、ストレスなく選ぶために
評価軸 | チェックポイント |
---|---|
容量・サイズ感 | 食事量・家族構成・キッチンスペース |
操作性・メニュー | 直感的な操作&自動メニューの豊富さ |
時短性能 | 圧力値(kPa)と加熱方式の効率 |
お手入れのしやすさ | 分解のしやすさ・食洗機対応など |
その他機能 | 保温・予約・無水・低温など生活への適合性 |
自分のライフスタイルにフィットした一台を選べば、電気圧力鍋は“時短の救世主”となり、毎日の料理がもっと楽しくなります。
あなたにとっての「ちょうどいい一台」が、きっと見つかりますように。